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医療法人社団 山本メディカルセンター 皮膚科・形成外科

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電話番号:046-872-0009

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、「増悪(ぞうあく)・寛解(かんかい)を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者さんの多くはアトピー素因(※1)を持つ」(日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン)と定義されます。簡単に言えば、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを長く繰り返す病気です。

「治らないのか…」と諦めないでください

当院ではエビデンス(医学的証拠)に基づいた治療で大半の人は症状をコントロールできる、つまり日常生活に差し支えない状態を維持でき、普通に生活できる病気です。

※1 アトピー素因:本人または家族が喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれか、または複数の疾患にかかっている、またはIgE抗体(※2)を作りやすい体質のことです

※2 IgE抗体:アレルギーの主要な原因となる糖タンパクであり、血液中にはごく微量しか含まれていないが、アレルギー疾患の患者さんでは増加しています。

症状

アトピー性皮膚炎の症状は、乳児で2ヵ月以上、それ以外の場合は6ヵ月以上続くことが多く、主に身体の下記の部分に左右対称で現れます。

  • 目や口のまわり
  • 口唇
  • 耳たぶ
  • 手足の関節部分

原因

アトピー性皮膚炎の原因は、皮膚のバリア機能の低下によるものや、症状が起きやすい体質、外部の刺激によるものが挙げられます。

皮膚のバリア機能の低下によるもの

アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚の細胞と細胞の間を埋めている脂である角質細胞間脂質(代表的なものにセラミド)や、水分をとらえて放さない天然保湿因子が減少しています。バリア機能が低下した状態だと体の内側からは水分が蒸散しやすく、「乾燥肌」となるのと同時に、外界からの抗原刺激が簡単に皮膚の中に侵入してしまう状態のことです。具体的には、アレルゲン(ダニ、埃、カビ、花粉、食事など)、細菌・ウィルス、化学物質、大気汚染物質、紫外線、汗、気温・湿度の変化など、あらゆる外界からの刺激が、皮膚の内部へ到達しやすくなっているのです。

さらに、バリア機能が低下しているとかゆみを感じる知覚神経が表皮まで伸びてしまい知覚過敏の状態になります。
すると、ちょっとした刺激でも痒みを感じて掻いて、またバリア機能が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

体質によるもの

アレルギーを引き起こす物質を「アレルゲン」と言います。
「アレルギー体質」とは、外から体内に侵入してきたいろいろな物質(アレルゲン)に対して、正常とは異なる反応が起こりやすい体質のことです。正常では、免疫は体にとって外敵である抗原に対して抗体を作って体を守っています。しかし、何らかの理由で、外界からの刺激に対してIgEという抗体を作ってしまうと、そのIgEが体のいろいろなところでかゆみや炎症を起こす原因となるのです。

外部刺激によるもの

アトピー性皮膚炎の患者さんでは、以下のようなさまざまな外界からの刺激が、病気の原因の一つになっていると考えられています。

外界からの刺激となるもの
  • アレルゲン(ダニ、埃、カビ、花粉、食事など)
  • 生物(細菌・ウィルス・真菌など)
  • 接触抗原(植物や金属など)
  • 大気汚染物質や化学物質(洗剤など)
  • 紫外線
  • 気温・湿度の変化
  • 衣服による摩擦
  • 掻破ストレス

多因子性の疾患

アトピー性皮膚炎の治療のために極端な食物制限をしている患者さんがたくさんいらっしゃいます。食物アレルギーを合併している場合は食物制限が必要になりますが、アトピー性皮膚炎は多因子が複雑に絡んだ疾患であるため、食事制限をしただけで治るというものではありません。

食物アレルギー@とアトピー性皮膚炎Aは別の病気と捉えて両方合併している率が乳幼児は多いと考えています。

かつての皮膚科の考え方(アトピーの中Aの中に食物アレルギー@がある)

かつての小児科の考え方(食物アレルギー@の中にアトピーAがある)

適切な考え方(アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは別の病気だが両方発症している)

治療

当院におけるアトピー性皮膚炎の治療方針は、とにかく一人ひとりの患者さまの状態をしっかり把握することから始めます。前述したアトピー性皮膚炎を悪くさせている様々な要因を様々な検査を行い見つけ出し、除去していくこと。治療の三本柱は薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策が重要になってきます。

塗り薬、飲み薬を使い、皮膚の炎症を充分に抑え、かゆみの悪循環を断つとともに、皮膚の表面を刺激から保護すること。その上で、回復した肌の状態を保つ努力を続けること。これらの事1つ1つが大切であると考えてます。ステロイドによる治療・ステロイド以外による治療、あらゆる治療方法(免疫抑制剤、非ステロイド製剤、漢方薬、紫外線療法など)を選択肢に入れて患者さんの状態にもっとも適した治療法を選択していきます。

アトピー性皮膚炎は長期間の治療が必要です。また、年齢や生活環境などにも応じて、その時々で病気の状態も変わってきます。患者さんと医師・医療支援スタッフが皮膚のことなら些細なことでも相談していけるような十分な信頼関係を築き、しっかり相談しながら治療を継続していくこと、それが最も大切なことだと考えています。その第一歩として、患者さまには、アトピー性皮膚炎について、軟膏の塗り方、アトピーに使用する薬について、スキンケアについて、アレルギーについて、アトピーの合併症についてなど、少しずつ勉強していただくようにしています。

自費診療

また、当クリニックでは、自費治療になりますが、以下のアトピー治療も行っております。